「4AD」より1986年に発売された女性コーラス、ブルガリアン・ヴォイスの『LE MYSTERE DES VOIX BULGARES ブルガリアの神秘の声』です。オリジナルは1975年で、スイス人のマルセル・セリエがブルガリアで15年以上かけて録音されたものです。トリオ・ブルガニカのヤンカ・ルプキーナ、カリンカ・ヴァチェーヴァ、ステフカ・サボティノヴァによる独唱も素晴らしいのですが、他の名の不明な農村の娘さん達によるコーラスは、言葉にできない驚愕の響きです。

かつて日本のCF曲としても使用された「ピレンツェの唄」「夜の集会」「トラキアの平原から」、クーテフや芸能山城組も取り入れた美しき大名曲「恋歌（トドラは夢みる）を含む全13曲を収録しています。

古代の人々の呪術的な祈りのようなものが隠されている、正しく「ブルガリアの神秘の声」に戦慄を覚えます☆

今作はグレーがかったブルー（青）色盤です。そして、「4AD」のオーナーIVOによる解説が裏ジャケットに掲載されています。そこにはこの作品をピーター・マーフィー（バウハウス）によって知ったそうです。時や国を超え、様々な人々が繋がり伝承されるなんて！☆

1986年作品　UK/ヨーロッパ盤　4AD　CAD 603 CD　【CD】
Blue Disc　ブルー・ディスク盤

盤質：A+　ジャケット：B
*ライナー裏の白いページの左端に小さく数字が書かれています。

【収録曲】

1.　Pilentze Pee (Pilentze Sings)
2.　Svatba (The Wedding)
3.　Kalimankou Denkou (The Evening Gathering)
　　Lead Vocals [Solo] – Yanka Rupkina　
4.　Strati Na Angelaki Doumasche (Haiduk Chant)
5.　Polegnala E Pschenitza (Harvest Chant From Thrace)
6.　Messetschinko Lio Greïlivko (Love Chant From The Rhodopes)
7.　Breï Yvane (Dancing Song)
8.　Erghen Diado (Song Of Schopsko)
9.　Sableyalo Mi Agontze (The Bleating Lamb)
　　Lead Vocals [Solo] – Kalinka Vatcheva
10.　Prïtourïtze Planinata (Chant From The Thracian Plain)
11.　Mir Stanke Le (Harvest Chant From Thrace)
　　Lead Vocals [Solo] – Stefka Sabotinova
12.　Schopska Pesen (Diaphonic Chant)
13.　Polegnala E Todora (Love Chant)




↓★ブルガリアン・ヴォイス「ロドペへの恋歌 Messetschinko lio Greilivko」です♪