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マハトマ・ガンジーの生涯を描いた、リチャード・アッテンボロー監督による名作映画『ガンジー』のサントラです。音楽を担当しているのはラヴィ・シャンカールとジョージ・フェントンで全曲素晴らしいスコアです。

映画『ガンジー』は、インドの血を引く英国人俳優ベン・キングズレーがガンジーを演じ切り、英米共のアカデミー賞で主演男優賞（作品、監督他多数）を受賞した名画です。キャンディス・バーゲン、ジョン・ギールグッド、トレヴァー・ハワード、エドワード・フォックス、ジョン・ミルズ、マイケル・ホーダーン、ダニエル・デイ＝ルイス等、名優揃いの3時間を超える大作です。この映画を当時、劇場で観ることができ幸運に思っています。ガンジーがインド独立の父であることは子供の頃に偉人物語で漠然と知っていたのですが、この映画はガンジーの青年時代から死までが描かれており、英国領であったインドという時代、さらに宗教や民族が異なることでの摩擦や軋轢、そして異文化（差異の）尊厳をも教えられたように思います。

サントラも一曲目から聴き入ってしまいますが、B面の5曲目ではベン・キングズレーのナレーションが入りますし、ラストの「Raghupati Raghava Raja Ram ラグパテ ラーガヴァ ラージャー ラーム」は殊に感動的です。この曲はナルシン・メータによる15世紀インドの古典でありヒンドゥー教賛歌です。この歌（グジャラート語）をガンジーは日々の祈りとして愛誦されていたことから、今作のラヴィ・シャンカールとジョージ・フェントンによるアレンジで世界的にも有名になったようです。「Raghupati Raghava Raja Ram ラグパテ ラーガヴァ ラージャー ラーム」でのラクシュミ・シャンカールの崇高な歌声や後半のパーカッションも感動的です。ラクシュミ・シャンカールはインド古典声楽家であり、ラヴィ・シャンカールの義理の妹さんでもあり、シャンカール楽団の一員としても活動されていたそうです。

シタールやタンブラのインド伝統楽器の響きと共にいくつもの映像が蘇ります。映画のみならずサウンドトラックも名作だと思います♪

1982年　ドイツ盤　RCA　BL 14557 LP 6062　【LP】　廃盤
Original. オリジナル盤　Gatefold.　見開きジャケット　
　
盤質：A+　ジャケット：B+　

【収録曲】

SIDE A
1.　31st January 1948
2.　South Africa / The Beginning
3.　Bands Of The Raj
　1)　Scipio
　2)　Troop
　3)　Waltz
　4)　Sons Of The Brave
4.　Discovery Of India
5.　Villages Of Bihar
6.　Massacre At Amritsar And The Aftermath
7.　Intermission

SIDE B
1.　Raghupati Raghava Raja Ram And Reflections Of Early Days
2.　Salt
3.　Partition
4.　End Of The Fast
5.　Remember This Always
6.　For All Mankind
　1)　Vaishnava Janato
　2)　Raghupati Raghava Raja Ram




↓★映画『ガンジー』のエンディング「Raghupati Raghava Raja Ram ラグパテ ラーガヴァ ラージャー ラーム」です♪